社会人間学
京都大学文学研究科博士課程(社会人間学)修了。「芸術への相互作用論的アプローチ〜 J・デューイからH・ベッカーへの継承と展開」(2006年、文科省科研報告書)、「臨床社会学の理論と調査方法論の展開(自己表現とアート)」(2007年、文科省 科研報告書)、「臨床のアート」(2009年、社会臨床学会編『社会臨床雑誌』)、「1920年代の非行少年自身が書いた物語:ジャック・ローラー」(同上編、同上誌、2008年)、「セルフ・ドキュメンタリーとしての自己表現」(同上編、同上誌、2008年)、 共著として『臨床社会学を学ぶ人のために』、『ライフヒストリーを学ぶ人のために』、『シカゴ社会学を学ぶ人のために』、「障害者とアウトサイダーアート:医療・福祉と芸術の交差」(『社会的コントロール論の現在』(以上、世界思想社)、『シンボリック相互作用論の世界』、『シカゴ社会学の研究』、『シカゴ学派の総合的研究』、『初期シカゴ社会学の世界』(以上、恒星社厚生閣)他。
アートと人間、アートと社会との関係を、芸術社会学、芸術心理学、ジェンダー論を通して考察しています。文学や映画などのカルチュラル・スタディーズも授業でおこなっています。自己と他者との関係、コミュニケーション論を専門としており、自己/他者(社会)関係のぶつかりあうとことで、人間がどのような自己表現をおこなおうとするか、そのなかでいかなる自己と社会の関係を模索していけるのかといったテーマを扱っています。
最近の活動としては、医療・福祉とアートとの融合をめざして、精神病院における芸術活動に関する展覧会、及び、知的障害者の「みずのき」展をおこないました。それは、さまざまな症状に悩む人々が、絵を描かなければ生きていけないような状態のなかで、どのようなコミュニケーションがアートを創造し、またアートがどのようなコミュニケーションや人々のネットワークをつくっていくかということを考えます。
さまざまな状況における人間の自己表現の意味やその深さについて皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。