ASP SPECIAL LECTURE SERIES 162
2011 AUTUMN
ロザリンド・ソロモン
A Woman I Once Knew.
2012年1月18日(水) 16:30-17:50



Rosalind Solomon[写真家]

 1930年、イリノイ州のハイランドパークで生まれる。1951年、グーチャー大学を
卒業(文学、政治学)。国際生活体験協会のプログラムでベルギーとフランスに滞
在した後、シカゴで速記者として働く。1953年、ジェイ・ソロモンと結婚、テネシ
ー州チャタヌーガに移り、息子ジョエルと娘リンダを授かる(84年に離婚)。
 1961年、国際生活体験協会の地域ディレクターに就任し、一時期家族と東京近郊
に滞在。このころから表現する手段として、定期的に写真を撮り始める。1974年ご
ろからニューヨークに訪れた際に、リゼット・モデルに定期的に写真を見てもらう
ようになる。
 1987年、アメリカのエイズ患者を撮影、翌年、カタログ「Portraits in the Time of
AIDS」を発表。1988年から1990年にかけて、全米芸術学基金からの助成金を利用
して、南アフリカ、ダブリン、ベルファストで仕事をおこなう。また、アグアデデ
ィオス、コロンビアにも赴き、ハンセン病の人々を撮影、ユーゴスラビア、カンボ
ジア、キューバで生存者らのポートレートを撮影している。
 このほかにも、グアテマラの高地(田舎の人々と儀式を撮影)、地震直後のメキ
シコシティ、カトマンズの仏教寺院、ネパールなど、非常に多くの国に赴き撮影を
行っており、その活動は学術・芸術の枠にとらわれない。1980年に、ペルー・ブラ
ジルでの仕事に対しジョン・サイモン・グッゲンハイム奨学金を、1981年〜1983年
に、東南アジアにおけるインディアンの祭事の撮影に対してアメリカ・インド研究
学会奨学金を授与している。
 2010年のNY映像映画祭に出品された彼女の映像作品「A Woman I Once Knew」
は 「もっとも実験的なショート作品」と評された。
 2011年、母校グーチャー大学より名誉博士号(美術学)を授与される。また、ジ
ェラッシ・アーティスト・レジデンスの「Israel a Work in Progress」プロジェクト
においてポートレート撮影とテキストを担当、撮影のためイスラエル・ヨルダン川
西岸で四ヶ月間過ごした。
 作品はリマ美術館やニューヨーク近代美術館、ウィーンのクンストハウス、パリ
のサンダーギャラリー、東京のフォト・ギャラリー・インターナショナルなど、世
界各国で展示されてきている。